骨と腰痛の関係とは?!

腰痛を発症させる原因は、腰椎、椎間板、靭帯、筋肉、神経のいずれの故障も考えることができます。脊柱は何個もの骨が連携しあいながら形成されています。脊椎骨同士の間に位置するクッションがいわゆる椎間板です。もしかりに脊柱がまっすぐであったとしたら、人間は二足歩行できなかったのではないかと言われています。腰椎には上半身の重量がのしかかるので立っているだけでも負荷がかかっています。そのうえ無理な体勢を長い時間続ければ腰痛を引き起こしてしまうことは容易に想像がつきます。注意としては、脊柱が横にカーブを形成している場合は医師に相談していただくのがよいかもしれません。疼痛性側弯、変形脊椎症の可能性があります。

加齢と腰痛の関係とは?!

年齢を重ねることにより、腰痛は発症しやすくなったりしてしまいます。体の組織が加齢とともに変化するのが原因です。腰痛の原因となるものには、腰椎(骨と椎間板)とこれを支えるための筋肉の老化があります。骨の加齢による変化は、腰椎の変形と骨粗しょう症があります。腰椎の変化は長年体を支え続けた結果、形が変わってしまうものです。骨は圧力を加え続けることで変化してしまうのです。骨粗しょう症は閉経後の女性に起きやすく、女性ホルモンと関係があります。骨がスカスカになってしまうのでたいした原因もないのに脊椎がつぶれることもままあります。これは圧迫骨折と呼ばれます。また、椎間板も加齢によって変形します。椎間板は水分を多く含有し、衝撃をやわらげるような働きをしますが、加齢により、繊維が劣化し、水分が減ってくるとクッションのような機能が衰えてきます。筋力も同時に衰えてくるので、腰椎を支える筋肉の疲労が増加し、慢性的な腰痛になることがあります。

神経と血管と腰痛の関係とは?!

脊柱管は脊髄神経の通り道であり、ガードマンです。神経分布と腰痛には密接な関係があります。脊椎には神経を保護し、身体を支えるという大切な機能があります。脊椎骨は腹側に円柱形の椎体があり、その後ろには椎孔と呼ばれる空間があります。この空間は顎椎から腰椎まで連続しており、全体で脊柱管を形成しています。この中を通るのが脳から連続した中枢神経である「脊髄神経」です。脊髄神経は脳と同じで一度ダメージを受けるとほとんど回復できません。ですので、交通事故などで脊髄神経を損傷されるとその後の障害が残ってしまうことが多々あります。
血液の循環も腰痛とは密接な関係があります。腰痛の原因の一つに筋肉の凝りがあります。筋肉はいつも血液を運ぶことで柔軟に保たれています。ところが、姿勢が悪い場合などで筋肉の緊張が長時間継続したり、冷やされて血液循環が阻害されていたりする場合、筋肉に老廃物などがたまって固くなってしまいます。これが「凝り」です。老廃物がそこにあるし神経を刺激して、「痛み」を引き起こします。このような病気には、血管を拡張する薬、温める治療が有効なことが多いのです。

筋肉と腰痛の関係とは?!

ヒトの体では脊柱がS字カーブを描くことにより、大きな体重からの圧力をやわらげ、重心をコントロールしています。特に腰と骨盤が大きな役割を果たしています。お尻の筋肉が発達して骨盤を支えるようになったことで膝を伸ばして立つことができるようにヒトはチンパンジーより進化していると考えることができます。さらに、腹筋や背筋が進化したことで背筋を伸ばした姿勢が可能になったと思われます。現代人の多くは、昔の人に比較して格段に運動不足に陥っており、そのため筋肉量が減り、腰痛が多くなったという報告もあります。また、腹筋のある人のほうがない人よりも、腰にかかる負担が40パーセントも少ないといわれることもあります。腰痛予防の効果的な方法として腹筋を鍛えることが有効と言えます。

たばこと腰痛の関係とは?!

煙草も腰痛を悪化させることは、あまり世間には知られていないようです。一般的には、喫煙が肺がんの原因になることがよく知られていますが、それ以外にも煙草に含有されるニコチンには、血管を収縮させてしまう作用があります。血管が収縮してしまうということは、血行が悪くなるということです。そのため、脊髄や神経の疾患、血管の循環障害がある人は喫煙によって症状を悪化させてしまうことがあります。脊柱狭窄症の方は、特に喫煙によって悪化してしまうことが多くあります。神経の通り道である脊柱管が狭くなり、その中を通る神経が圧迫されてしまうことで、下肢の痛み、歩行の障害を引き起こすことになるのです。脊柱狭窄症ほど顕著な悪化が見られないにしても、血行が悪くなることは、腰痛全般に悪い影響を与えてしまいます。血行が悪くなることで新陳代謝がわるくなり、筋肉が固まり、体が冷えてしまうためです。

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